炎症性腸疾患

炎症性腸疾患には、潰瘍性（かいようせい）大腸炎とクローン病があります。

潰瘍性大腸炎は、大腸に発生する粘膜の病気です。
症状には出血を伴う下痢、腹痛や発熱、だるさなどがあり、症状が出たり出なかったりを繰り返します。

クローン病は、腸に潰瘍が発生して、腸壁全体に炎症が広がる病気です。
症状には腹痛や下痢、下血、痔などがあり、発熱を伴うこともあります。また、症状が出たり出なかったりを繰り返します。

下痢や下血がなかなか治らないときには、受診をおすすめします。

いずれの場合も、検査は大腸カメラ検査を行います。

潰瘍性大腸炎の治療は、薬物療法と手術があります。
クローン病の治療は、薬物療法が中心となります。

いずれの病気も、当院では症状が落ち着いている方、または、まだ診断がついていない方が治療の対象となります。必要に応じて専門機関を紹介します。