便秘症

便秘は排便回数が少ないだけでなく、便が硬くて痛いなど排便困難を伴うことが多く、残便感などを感じることもあります。
食事の後、24〜72時間後に排便が起こるといわれますが、便が長い時間、腸の中にとどまると水分が減少して硬くなり、排便がつらくなります。
大腸の腫瘍や炎症などになる便秘を除くと、その多くは腸管の緊張や運動の低下で起こる機能性便秘です。
ただし、これまでスムーズだったのに、急に便秘がちになった場合、大腸がんによる症状の場合があるので注意が必要です。

このように病気が隠れているケースもあるので、「たかが便秘」とあなどらないで、一度検査されることをおすすめします。心配なことがあれば、気軽にご相談ください。

便秘症の原因の可能性がある疾患を区別するために、他の病気がないか検査をします。
便秘症であれば、膨張性下剤や漢方薬を服用します。また、食事や生活習慣の見直しを行います。