内痔核（ないじかく）・外痔核（がいじかく）

痔核とは、肛門を閉じる役割をする部分が、うっ血してふくらんだ状態になることをいいます。
肛門と直腸の境目部分を歯状線(しじょうせん)といいますが、歯状線より内側にできる痔を「内痔核」、外側にできる痔を「外痔核」といいます。いわゆる「いぼ痔」のことです。

便秘や排便時のいきみが主な原因で、妊娠・出産でも起こりやすくなります。排便時の出血や痛み、肛門から痔核が出てきて気づくことが多く、お尻に痛みや腫れがあるケースもあります。

軟膏を塗る、内服薬などの薬物療法と、排便習慣の指導などを行います。
内痔核の場合は、局所麻酔による四段階注射法（ジオン治療）の治療もあります。
日常生活に支障をきたす場合には、手術も検討します。その場合は、必要に応じて病院をご紹介します。